2011-01-01から1年間の記事一覧

「さよなら」・・・2011 独り言(戯言)集

<以下は、単なる独り言。>世の中に何一つ「当たり前」など有る筈ない亭主元気で留守がいいウチには主婦は居無い大掃除…誰が? 大掃除は春にするもの

血色い黙示録

翼にそっと隠した 駆りは 胸をえぐり抜く 痛み 風の冷たさに震え 暗闇の孤独に怯え 見つめていたのは ただ 星が堕ちる 空 手のひらの 微かな温もりも 泡のように消えていくから 夢見ることさえ失くし 愛することさえ忘れ 生きてるだけの屍なら 大地で眠る魂…

『恋』に待ちぶせ

小雪ちらつく校庭 あなたの靴さがして 待ちぶせ 声を掛けられたこともないし 微笑みを投げ掛けられたこともない 目立たない 透明人間みたいに あなたには見えない こんなに恋してるのにほんの少し遠くから ほんの少し近くまで あなたが歩いたこの小道を 私も…

陽だまりのコサージュ

陽だまりのコサージュは可憐 北へ向かう船に飛び乗る潮風のように しなやかな嘘を吐き急ぎに無口になるからあなたと過ごした軽い紅茶の湯げに似た 甘い香りが撚れる今日の午後に 私は旅立つ・・・別れのメモをテーブルに置いた 翳りを落したポインセチアには…

僕は 風になって

ダークグレイの空を見上げる 胸に咲く黒い影にうなだれた 君の匂いを思う 僕は 風になって 悲しみに埋もれている 君の心を抱きしめるただ 漂って ただ 彷徨って 君をつつむ君が抱く思いは儚く 淋しくて 切なくて やるせないどんな優しさにも染めれられない …

夢の綴き −Crystal doll −

ある朝 目覚めと共に訪れた疑惑の燈 揺るがない記憶の隅に在る 不安「あんな夢 見たから」 と・・・ 嘯いたわたしベッドから起き上がるあなたを南向きの窓辺にもたれた陽射しが ブラインドに腰掛け覗いている それは 夢の綴きあなたの手は ギザギザのデコそ…

「ぼく」の…『ア』れ・『コ』れ

「ぼく」は。 ゲンキ・・・「おにいちゃん」も。 ゲンキ・・・それから 真っ黒い もう一人?の 「おにいちゃん」は。 でおくれ・・・

君を感じて

哀しいことも 楽しいことも みんな風みたいに行き過ぎるだけだから 僕はただ君の手を取って君の温もりを感じ 見つめ合い交し合い愛し合うのだろうたとへため息が時を飾って泣いても 君が僕のそばにいて見つめていてくれるだけで 僕の魂は穢れを知らない天使…

「冬の花」

冬の花が咲く時の丘を登り 弾む白い息を深く吸い込むよ 風が触る頬の冷たさが心地いい青い空を泳ぐ雲のベッド 僕は寝ころんだ 胸いっぱいの思いの丈が転がり始める呼吸の鍔を 追いつめる感情 急に君に逢いたくなった 憶えたての 君の笑い声が心のカギを開け…

別れのシルエット

どんな言葉も 君の前では シルクの風のように 消えていった今日で終わりなんだ ふたりで重ねた日々出会った頃の思い出 初めて過ごしたイブを まるでいつか見た映画みたいに どちらからともなく語り始めた ゲームみたいにどんどん ストーリーが変わっていく …

「・・・別れの言葉・・・」

「別れの言葉」は私から 最後に名前を呼んだ君 声のカケラが胸の中に 棘になって突き刺さる鳥籠の中で育んだ 愛なんて何も与えない 知らず知らず君の愛が 私の愛がカタチを変え すれ違い歪んでいった追いかければ追いかけられる程 君から離れたこの気持ち 逃…

夢秋の砂丘

小雨の中を冷たい空気が包みこむ 枯葉を踏んで急ぎ足になる 夕暮れ時のひと齣 庭に置き去りのガーデニング 綺麗に咲いたベゴニアが 泣いていたから なんとなく今 ブル−な気持ち 冬が近づくたび 孤独に手を引かれ 胸に眠る淋しさは目醒める この世にたった一…

一つの恋が終わるとお肌カサカサ

夕色の街は相変わらず騒々しくて 時間ばかり気にする人波に燻ってる私は バス停のベンチにヘタったままで 伝線したストッキングが誰にも気づかれないようにと 長くもない脚を組み僅かな恥じらいを今使い果たす始末今日一日が あの歌みたいに消えていく 汗の…

君の名は『ぼく』

ぼくね・・・ ママがいないの ママは お出かけした ままなんだ ぼく・・・ 淋しかったよ でも・・・ 泣かなかったよぼくね・・・ お腹がすいてたんだよ だから・・・ バッタも食べたし 草もたくさん食べたよぼくね・・・ 体が熱くなって お腹が痛くなったん…

Rreflection

孤独に蝕まれた淡い夢に 息絶える感覚 地上に蔓延り泣いている未来が 崩れる瞬間君が 此処に棲む無情の時を食べ 其処に在る無念に膿もれて 生きてゆくなら君が 叶う筈の無い理想をねがい 為せる筈の無い希望をいだきそして 現実を生き抜く事に疲れ 嘆くなら…

私の罪

貴方の胸に顔をうずめて この悲しみの痛みを癒す 灰色の空 見上げていた すぐ側にある幸せよりも 貴方を選んだ私の罪涙の雫も連れていって 遠い旅のみちづれなら どんなものでも寂しくないよう いつものような顔をしていて ポーカーフェースその目が好き 小…

「ね顔」

空白の一日 四角い枠に馴染んだ 君の「ね顔」 花弁は音もなく散り 時は前触れもなく過ぎ 君は 思い出だけを残して逝ってしまった・・・僕の人生の空白のはじまり・・・ 席を立ち 君の歩む音色が 冷たい時に微かに囁く聞こえたよ・・・ 君の「さよなら」解っ…

憂鬱

昨日までの憂鬱 今夜の雨に濡れる 窓を叩く風の語らい 白い道に残した 呟き・・・ とか・・・ 囁き・・・ とか・・・ 時々この胸の中に積もる昨日までの憂鬱・・・が今日からの憂鬱 朝もやの空に描いた 緑色の眩しい陽射し 窓辺で揺れて落ちる 寂しさ・・・ …

月影のゴンドラ

渚の声が聞こえる 今宵の月は不思議なパワーで ふたりを包み込む 閉じた瞳に口づければ 指先は語りかける ただ一つだけのラブストーリー奏でるのは 月影に揺れる 甘い夢のゴンドラ 君と見つめ合えば 星空のパラダイス きっと輝き続けるワイングラスを傾け 語…

優しくしないで・・・

優しくしないで 優しくしないで これ以上 あなたを求めないように夢は見せないで 夢は見せないで これ以上 あなたを好きにならないように忘れようすべて 出会った時のときめきも 喜びもこの胸の温もりさえ 忘れようすべて 記憶のかなたに葬って あなたの仕草…

Recollection

君は憶えているかな 初めてくれた手紙のことを 突然手渡されたブルーの封筒 正直驚いたけど嬉しかったよ 君と街角の喫茶店で会う約束をしたね 少しはにかんで僕を見つめた君の 紅い顔がとても可愛かったよ君の事何も知らない 僕をどうして好きになったの カ…

涙の詩

果てない記憶の影 薄れていく想い色 この手のひらの 温もりが醒めないうちに あなたを抱きしめ あなたを感じ あなたを奪いたい ・・・と・・・強く 願うほどに 風は攫っていく ・・・永遠の「時」に 閉じ込めた 涙の詩も あなたには遠すぎて もう聴こえない …

「キュン」…胸が泣る

秋の匂いがするルージュ 記憶の引き出しに 仕舞いこんでいた想い ふいに湧いてきたあの日 ここにいて…と呟いて 泣いた… 涙で歪んだ景色 零れ落ちていく それだけで 「キュン」…胸が泣る恨んだわけでも 憎んだわけでも ない 嫌いになれない彼が 今も頭の隅で…

センチメンタル

たった一人のドライブ 白い雲の跡 追いかけていく 何処までも続く highway このまま 永遠があればいいトンネルを抜け またトンネルが 僕を待っている 夏の終わりを 感じる風 心の中を そっと叩いて吹き抜ける冬になったらも一度こよう 今度もきっと一人 だけ…

色もなく…風もなく…

色もなく 花もない風もなく 雲もない時を重ねれば すべては白い想い出拗ねた瞳で視た 褪せた心に虹を描いた 夜もなく 空もない月もなく 星もない 嘘を重ねれば すべては優しい想い出たとへ疼こうとも 孤独な傷を舐め続ける泣いていた 遠い日忘れたい あの頃 …

愛を「請う」のではなく「守る」ためだけの恋

別れの言葉も 無く 去ってゆくにあなたに ひと言ふた言 つぶやく 吐息のように零れ堕ちる言葉も 渇いた風が消してしまう曇りガラスの 向こう 離れてゆくあなたを よどんだ 景色が少しずつ霞んでいくうちに そっとあなたを消してしまう立ち止まり振り向くあな…

「もう一度」

風と戯れる 光は遠く 冷たく切なく 遣る瀬なくさせるから夜の街に 這う人の夢が 心の片隅で いつまでも泣いている そんな果かない空 今静かに呑みこんだもう一度 呼んでもいいかな 君の名前をもう一度 聞いてもいいかな 別れのわけをもう一度… 闇に奪われた …

Today窓辺から

しゃがれた声で哭く 猫のように 窓ぎわに落ちる 退屈なToday溜息が拾う通りすがりに降る 小雨の風 窓をのぞき込む 退屈なTodayマリオネットみたいたとえば…そんな日は 少女の目をして 赤いリボンで束ねた マーガレットを胸に抱きしめ 純真な振りをまねてみる…

強くなりたい

スクラップ寸前の 影抱きしめながら 陽の失い部屋の片隅 暗い砂にうずくまる生きていくことが 嫌になって 泣いたって 思い通りになんか いくもんか悩んだって 誰も振り向かない 叫んだって 何も変わらないもっと 強くなりたい そう願うだけで きっと 強くな…

君は羅針盤

君と木立を歩いて 木漏れ日を楽しむ君の手作りサンドイッチ 拡げる場所を探そう機嫌よさそうな 今日の空に ご挨拶「ごきげんよう」 「ごきげんよう」君の笑い声だけが僕の羅針盤 追いかけてこだまする胸の鼓動にキスをした青い絨毯に寝転んでころがるふたり …