別れ

青い傘

何処で間違ってしまったのだろう あなたをとても愛していたのに 何故見失っなってしまったのだろう あなたの愛をそして私の本心を 最後まで振り向く事の無いあなたの後ろ姿を 見えなくなるまで追い続けていた私が その場に留まり泣いていた時間 つい数分前に…

涙の海

夕べの雨で濡れた空 鳥が囀り木の葉を揺らし 小さな雫を散らして飛び立つ あなたと一緒に歩いた石段に 今年も咲いた紫陽花の花 それは薄紫の儚い言の葉 あなたが居た日にはもう戻れないんだね 傷ついた心の破片が残した あの人との思い出を胸に抱いたまま 涙…

リフレイン

あなたとの思い出に涙する私は時に哀れで時に喘ぎ鏡の中の私が心の内をそっと包みこむ去年のクリスマスは二人で飾ったツリー真っ白な雪が降り積もるアスファルトに付けた二人の足跡あの時あなたがくれた初めての指輪を今も捨てられない私はもう誰も愛せない…

雨音が落ちると虹色はざわめく葉に留まる雫は音もなく冷たい土へと翳り君がついたため息が寂しさに熟れる 何故逝ってしまうの約束した淡い瞳が私を見つめた逝くのではなく還るのだと繰り返し君にそう寄んだ 君の… 優しく温かい手が頬に触れるたび私はトパー…

最後の爪痕

想いをはせながら 生きることに疲れ 夢見ることを 忘れていた日々 君が飾った カーテンを開き 窓を開け 光を浴びた 空を眺めた スロープした 記憶に心を閉ざし 君のいない部屋で 生きる日々 あの日君が 壁にかいた 僕の名前は もう滲んで 涙になった 忘れる…

ある夕暮れ・・・ せせらぎの声を聴いた 錆びついた空の 茜色の谷間から 枯れた木々に ころげ落ちては うめく明かり 凍りついた 胸の中の嗟嘆が キシキシ音をたて 溶けてく感じ・・・ あの人は まだ覚えてるかな 私のこと・・・ 黒く塗りつぶした 記憶が 胸…

エンシェントの翳り

緩やかな青い空 季節が優しい風に戯れ 木々に降りそそぐ陽射しは 僕の頬にセピア色の影をつくる不意に 君の手を取って 肩を抱く「幻」青い地平線 僕の遠い時間が君をまた追い駆ける 光の風が君の長い髪を揺らして とても眩しかったんだ過ぎ去った思い出ばか…

星になった君

君に逢いたい 君に涙する 思いはせる時 優しい雨音に ただ… 身を焦がしかえらない 君がいた時間立ち止まり 膝を抱え 泣き疲れ また眠りに堕ち ただ… 泣いたもどらない 君といた時間君が恋しい 君があふれた 尊い時間 木漏れ日が揺れ 日々… 切なくするにどと…

今夜

たとえ今 君のこと 忘れることが 出来なくても いつか平気で 思い出せる時が来ると 結び目のない 恋の糸引きちぎり 逃げ出した今日に 悲しいだけの 恋風が吹き荒れ 涙で濡れた頬を 力いっぱい叩いていった涙流すのも今夜まで 君を想うのも今夜まで傷ついた恋…

Feelings of the blue

「サヨナラ」の言葉は あなたとわたしのEndless 哀しみよりも深い そう… Feelings of the blue 歩き始めた明日に あなたは居ない 遠い黄昏に揺れていた 心のオアシスに生まれた小さな泉 想い出の雫で溢れ 「アイシテル」の言葉が Monologue胸に響き続ける 「…

螺旋階段

螺旋階段を降りたらそこにいったい何があると云うのか胸に押し当てた拳骨暮れていく夕暮れの日 螺旋階段を登ったらあ底の渦にオチタい哀しみよりも悲しいそんな色に溺れた暮れていく夕暮れの日 螺旋階段を駆け降りあ底に横たわり私は君の匂いで生かされるの…

アザラシの別れ

あなたの溜息が 心のよどみどっと押し寄せる アザラシの気持ち理解不能だと あの時悟ったお互い 追いかけたものが 交差点の信号あなたは「赤」 わたしは「青」 擦れ違いざまに刺さる視線が痛いコバコバうるさいよ なけなしの財産は誇り行く先々の人波を押し…

ー凛情ー

心の砂漠に棲みついた 黒い不安の影冷たく残酷な言葉を吐いて 僕を孤独にする優しさ切り捨てる 容易い方法は 「諦める」 そして 涙 こらえるならガラスに映る震える背中を今 君にさらさずに いられるだろう哀しげな顔 見せないでくれ お願いだから… 乾いた風…

陽だまりのコサージュ

陽だまりのコサージュは可憐 北へ向かう船に飛び乗る潮風のように しなやかな嘘を吐き急ぎに無口になるからあなたと過ごした軽い紅茶の湯げに似た 甘い香りが撚れる今日の午後に 私は旅立つ・・・別れのメモをテーブルに置いた 翳りを落したポインセチアには…

別れのシルエット

どんな言葉も 君の前では シルクの風のように 消えていった今日で終わりなんだ ふたりで重ねた日々出会った頃の思い出 初めて過ごしたイブを まるでいつか見た映画みたいに どちらからともなく語り始めた ゲームみたいにどんどん ストーリーが変わっていく …

「・・・別れの言葉・・・」

「別れの言葉」は私から 最後に名前を呼んだ君 声のカケラが胸の中に 棘になって突き刺さる鳥籠の中で育んだ 愛なんて何も与えない 知らず知らず君の愛が 私の愛がカタチを変え すれ違い歪んでいった追いかければ追いかけられる程 君から離れたこの気持ち 逃…

愛を「請う」のではなく「守る」ためだけの恋

別れの言葉も 無く 去ってゆくにあなたに ひと言ふた言 つぶやく 吐息のように零れ堕ちる言葉も 渇いた風が消してしまう曇りガラスの 向こう 離れてゆくあなたを よどんだ 景色が少しずつ霞んでいくうちに そっとあなたを消してしまう立ち止まり振り向くあな…

「男のくせに」と呟いて…「女だから」と泣いて…

ジェラシーと戦うことに疲れて パープルネイルも すぐ飽きてしまうし まるで軽く交わすキスみたいな あなたにあげた「さよなら」が 頭の中をグルグルめぐるの窓に映るぼんやり滲んだ 部屋の明かりを消せば 今日一日が どうって事無い顔をして 私を見下す「男…

瞳とじれば

誰もいない海へ も一度連れて行って 心の手を引いて 忘れ物 取りにいく 少し重い足取りで 白い砂を蹴れば 潮の香り頬を撫で 傷ついた心を 優しく包む瞳とじれば 焼きついたあなたの横顔 Gentle scar 消せないわけ泪は知ってる ひと夏の恋だよと 波が呟いても…

こんな「夜」は

泣いて明かす夜 星の輝きも 冷たい空に 薄れたまま 風にうなだれている熱い胸に 顔をうずめて 眠りたい夜は こんな私を 置き去りにして すれた街路地 彷徨いあぐね 戸惑いに 震えているのだろうか…そうよこんな 凍てつく愛さえ 手ばなせず 膝を抱き 浅い眠り…

「そうして…」

君の心から ひとつ ひとつ 僕を消して癖も 笑顔も 声もそうして…僕の心から 君が消えどうか苦しまないでいて… どうか哀しまないでいて…傷つかないで… 泣かないで… 僕の心から ひとつ ひとつ 君を消して香も 仕草も 瞳もそうして…君の心から 僕が消えそしてい…

別離

モノクロームの 世界が 私を包む 昨日まで 愛した人が 今日から 他人になる 砕け散る ガラスみたい 心が冷たく 崩れていくたとえ 哀しみの 扉を叩く それが 始まりでも 後悔しない声を殺して 泣いた夜も 切ない胸で 微笑んだ日も さよなら… 突然に 訪れた 現…

そして僕はいなくなる

泣かないと約束をさせた 君と指と指をからませ そして 僕はいなくなる青く溶けた空を抱く 風は覚えていたよね あの時交わした 別れのキスのあじが 涙だったことをしらじらしく肩を抱く あの時から決めていた これで 君とは終わり僕を見つめ唇を 軽く噛んで俯…

胸の扉

夕闇よ消えないで 走るような 呼吸の荒々しい波が おしよせる碧く 深く みちていく 空のかなた夜がスロープしていく 涙のなかで 夢が灯りに滲んだまま おちていく紅く 深く ながれてく 風のかなた想いが果てていく 君を愛した 虚しさが身体をよぎると くるし…

なんて…「記憶」

「ねぇ」… 振り向く 「ねぇ」… どうかしたなんて…独り言「あぁ」… 微笑む 「あぁ」… ごめんねなんて…記憶こうして時間が過ぎて 暖かな陽溜まりに埋もれていた セピア色の光景ベランダに咲いた「すみれ」も枯れて 君が脱いだサンダルがそのまま モノクロにな…

紫陽花の時

そこを左にまがれば 紫陽花が咲く 長い石段がある 君は…雨に濡れて 「綺麗ね…」って言ってただろ少し前に歩いてみたよ 紫陽花が咲く 長い石段をひとり 君は…まるで一枚の 「絵のようね」って呟いてた そうさ… 思い出が優しいのは 時間が癒してくれたからそれ…

Rain of the despair 

Rain of the despair 君が僕の前から 居なくなるなんて漠然とした 失望感の後の 絶望…君が残こす想い出が 僕を捨てた一瞬胸を走る 悲しみより痛い 恋しさ…ただ も一度会いたい 君の声が聞けるなら どんな言い訳でもいい Rain of the despair 君の影を抱きし…