「別れの言葉」は私から
最後に名前を呼んだ君
声のカケラが胸の中に
棘になって突き刺さる
鳥籠の中で育んだ
愛なんて何も与えない
知らず知らず君の愛が
私の愛がカタチを変え
すれ違い歪んでいった
追いかければ追いかけられる程
君から離れたこの気持ち
逃げれば逃げられる程
燃えた君の毒を浴びる私
今 空へ羽ばたいて飛ぶ
これが・・・ 「最後のキス」
これで・・・ 「お別れ」
軽く手を振った
君が
小さくなるまで
笑って
手を振った
もう
君に振り返ることなんか ない
だって
私
自由なんだもの
−紫紅草ー