2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

君の名は『ぼく』

ぼくね・・・ ママがいないの ママは お出かけした ままなんだ ぼく・・・ 淋しかったよ でも・・・ 泣かなかったよぼくね・・・ お腹がすいてたんだよ だから・・・ バッタも食べたし 草もたくさん食べたよぼくね・・・ 体が熱くなって お腹が痛くなったん…

Rreflection

孤独に蝕まれた淡い夢に 息絶える感覚 地上に蔓延り泣いている未来が 崩れる瞬間君が 此処に棲む無情の時を食べ 其処に在る無念に膿もれて 生きてゆくなら君が 叶う筈の無い理想をねがい 為せる筈の無い希望をいだきそして 現実を生き抜く事に疲れ 嘆くなら…

私の罪

貴方の胸に顔をうずめて この悲しみの痛みを癒す 灰色の空 見上げていた すぐ側にある幸せよりも 貴方を選んだ私の罪涙の雫も連れていって 遠い旅のみちづれなら どんなものでも寂しくないよう いつものような顔をしていて ポーカーフェースその目が好き 小…

「ね顔」

空白の一日 四角い枠に馴染んだ 君の「ね顔」 花弁は音もなく散り 時は前触れもなく過ぎ 君は 思い出だけを残して逝ってしまった・・・僕の人生の空白のはじまり・・・ 席を立ち 君の歩む音色が 冷たい時に微かに囁く聞こえたよ・・・ 君の「さよなら」解っ…

憂鬱

昨日までの憂鬱 今夜の雨に濡れる 窓を叩く風の語らい 白い道に残した 呟き・・・ とか・・・ 囁き・・・ とか・・・ 時々この胸の中に積もる昨日までの憂鬱・・・が今日からの憂鬱 朝もやの空に描いた 緑色の眩しい陽射し 窓辺で揺れて落ちる 寂しさ・・・ …

月影のゴンドラ

渚の声が聞こえる 今宵の月は不思議なパワーで ふたりを包み込む 閉じた瞳に口づければ 指先は語りかける ただ一つだけのラブストーリー奏でるのは 月影に揺れる 甘い夢のゴンドラ 君と見つめ合えば 星空のパラダイス きっと輝き続けるワイングラスを傾け 語…

優しくしないで・・・

優しくしないで 優しくしないで これ以上 あなたを求めないように夢は見せないで 夢は見せないで これ以上 あなたを好きにならないように忘れようすべて 出会った時のときめきも 喜びもこの胸の温もりさえ 忘れようすべて 記憶のかなたに葬って あなたの仕草…

Recollection

君は憶えているかな 初めてくれた手紙のことを 突然手渡されたブルーの封筒 正直驚いたけど嬉しかったよ 君と街角の喫茶店で会う約束をしたね 少しはにかんで僕を見つめた君の 紅い顔がとても可愛かったよ君の事何も知らない 僕をどうして好きになったの カ…

涙の詩

果てない記憶の影 薄れていく想い色 この手のひらの 温もりが醒めないうちに あなたを抱きしめ あなたを感じ あなたを奪いたい ・・・と・・・強く 願うほどに 風は攫っていく ・・・永遠の「時」に 閉じ込めた 涙の詩も あなたには遠すぎて もう聴こえない …

「キュン」…胸が泣る

秋の匂いがするルージュ 記憶の引き出しに 仕舞いこんでいた想い ふいに湧いてきたあの日 ここにいて…と呟いて 泣いた… 涙で歪んだ景色 零れ落ちていく それだけで 「キュン」…胸が泣る恨んだわけでも 憎んだわけでも ない 嫌いになれない彼が 今も頭の隅で…

センチメンタル

たった一人のドライブ 白い雲の跡 追いかけていく 何処までも続く highway このまま 永遠があればいいトンネルを抜け またトンネルが 僕を待っている 夏の終わりを 感じる風 心の中を そっと叩いて吹き抜ける冬になったらも一度こよう 今度もきっと一人 だけ…

色もなく…風もなく…

色もなく 花もない風もなく 雲もない時を重ねれば すべては白い想い出拗ねた瞳で視た 褪せた心に虹を描いた 夜もなく 空もない月もなく 星もない 嘘を重ねれば すべては優しい想い出たとへ疼こうとも 孤独な傷を舐め続ける泣いていた 遠い日忘れたい あの頃 …

愛を「請う」のではなく「守る」ためだけの恋

別れの言葉も 無く 去ってゆくにあなたに ひと言ふた言 つぶやく 吐息のように零れ堕ちる言葉も 渇いた風が消してしまう曇りガラスの 向こう 離れてゆくあなたを よどんだ 景色が少しずつ霞んでいくうちに そっとあなたを消してしまう立ち止まり振り向くあな…

「もう一度」

風と戯れる 光は遠く 冷たく切なく 遣る瀬なくさせるから夜の街に 這う人の夢が 心の片隅で いつまでも泣いている そんな果かない空 今静かに呑みこんだもう一度 呼んでもいいかな 君の名前をもう一度 聞いてもいいかな 別れのわけをもう一度… 闇に奪われた …