青春は金魚鉢

青春は金魚鉢 僕たちの生きていた場所 水の中に差し込んだ 黄色く滲んだ微かな光に 幸せを感じていた 君が膨らませた頬に指を押し当てた 僕を見つめた君の瞳が微笑む 滑ってばかりの冗談で僕を笑わせる 君が急に僕の手を取り走り出す いつまでも自由に いつ…

恋人たちの海

オリオン・ブルーの空 潮の香りが満ちた夏の海 白い砂浜へふたり駆けだす ビーチボールが眩しい 青い空を泳ぐ風に乗って 熱い太陽の日差しを浴びる 初めての二人の海に投げキッス キラキラ光るオフェリアの波間に 私がそっと隠したあなたへの本当の気持ち 紅…

青葉の頃

君と いた 青い 春の日 暖かな日差しに包まれた 君の ほほを 僕はそっと 撫でた 熱く溢れる君への思いは 息苦しく 狂おしく 甘く切ない この胸を焦がす嵐歩き慣れた 小道に咲く花に微笑み 戸惑いながら 恥らいながら 君は僕と手をつないだ君の小さな肩が触れ…

繋がる未来

君の住む街に碧い空を描こう 白い綿菓子の雲にまたがり 地平線を目指して飛んでいくんだ叶えられない夢は見ないし 果たせない約束はしないよけして消えない 僕たちの未来を 詩にして 君へ送ろう プラズマの力で蒸かす僕のハートは 君に抱いて欲しいだけの仔…

PS.「感情線」

二人の間を「今」流れる時間はさほど ながく感じる事は無いはず二人の間を「今」降り続ける雨音が 不自然な距離を創ろうとも二人の間を「今」沈黙は迷いながら 思い愛の隙間を遮る PS.「感情線」僕は ひたすら君に息づき 君を旅し 君を求め 君を恋するだろう…

「冬の花」

冬の花が咲く時の丘を登り 弾む白い息を深く吸い込むよ 風が触る頬の冷たさが心地いい青い空を泳ぐ雲のベッド 僕は寝ころんだ 胸いっぱいの思いの丈が転がり始める呼吸の鍔を 追いつめる感情 急に君に逢いたくなった 憶えたての 君の笑い声が心のカギを開け…

月影のゴンドラ

渚の声が聞こえる 今宵の月は不思議なパワーで ふたりを包み込む 閉じた瞳に口づければ 指先は語りかける ただ一つだけのラブストーリー奏でるのは 月影に揺れる 甘い夢のゴンドラ 君と見つめ合えば 星空のパラダイス きっと輝き続けるワイングラスを傾け 語…

君は羅針盤

君と木立を歩いて 木漏れ日を楽しむ君の手作りサンドイッチ 拡げる場所を探そう機嫌よさそうな 今日の空に ご挨拶「ごきげんよう」 「ごきげんよう」君の笑い声だけが僕の羅針盤 追いかけてこだまする胸の鼓動にキスをした青い絨毯に寝転んでころがるふたり …

ひと夏のエモーション

時折見せる笑顔と 何気ない言葉 青い夏の空がおしえる 海の砂漠を泳ぐ 潮風たちの気まぐれな午後陽射しはどこまでも熱く あなたは肌を焼いている カチューシャがわりにした サングラスが可愛いわ 額の汗が睫をぬらすと あなたはさりげなく瞳を閉じた…陽射し…

君と僕のはじまり

君に恋をした 瞬間の痛み 夏の風がお知える 微かな胸騒ぎ僕たちは出逢った 時計の針のように 吐息の鼓動が 君へ導き 僕へ導かれ流れる時の 不確かな未来より 誰よりも 僕の傍で 微笑んでいてくれるかい… 君に恋をした 瞬間の時めき 予感が背中を押す 君と僕…

優しい雨

優しい雨が 濡らす歩道 一つの傘に身を寄せて あなたと歩く…何も話さない あなたの傍で 聴いていたのは あなたの吐息…飾らない あなたの言葉は 私を包むただひとつの 温もり…掛け替えのない優しさあなたの肩を 雨が濡らす 思わず傘を寄せると あなたは微笑む…

送信OK!

ケンカ別れして 10分たってもメールが無いなんて 悔しいけど… ざわざわ胸さわぎ… 落ち着かない最近 些細な事で 二人すぐにケンカになるんだ 我儘なのは… 私の方だけど… 意地を張っちゃうもう そろそろ いいんじゃナイ もう そろそろ 来るんじゃナイ愛して…