2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「ごめんよ…。」

海が見たいって 砂浜を歩きたいって 潮の香りを胸一杯に吸って また頑張りたいって 言ってた…君がいなくなって 色んな事が変わって行ったんだ 君の家族も友達も僕も 悲しみが癒えない辛さや 君のいない人生の無意味さ 虚しさ… それでも… 生きてること… それ…

堕算

計算ずくの愛なんてゴメン 残酷な仕打ち最期の罠に堕ちる 手の内が読めない次のストーリーは廃墟駆け引き危険な愛なんてゴメン 冷酷な横顔胸に銃弾忍ばせ ビルの谷間靴音走せあなたが来るLove is a lie Love is a lie無様な囚われの身 外せないフェッター血…

望まれない愛

黄昏た街の 夕波の空 風が優しい私の胸を絞めつける あなたに云えない 溢れる気持ちが 苦しくて…どんなに辛くても どんなに悲しくてもあなたを 一番遠くで 見ていても いいですか…どんなに切なくても どんなに淋しくてもあなたを 一番遠くで 見ていても いい…

はじまり

心が揺れはじめた 木の葉のように 時を流れる風が 暖かなメモリーに変わる恋は突然 私の中で 息吹はじめるただ… 同じ場所で 同じ時間の 同じ空間に 染っていたい…心が泣きはじめた 雨に濡れた 朽葉色の空が 切ないメモリーに変わる恋が突然 私の中で 疼きは…

なんて…「記憶」

「ねぇ」… 振り向く 「ねぇ」… どうかしたなんて…独り言「あぁ」… 微笑む 「あぁ」… ごめんねなんて…記憶こうして時間が過ぎて 暖かな陽溜まりに埋もれていた セピア色の光景ベランダに咲いた「すみれ」も枯れて 君が脱いだサンダルがそのまま モノクロにな…

「コトハ」の憂鬱

「コトハ」の幸せ 愛があることと 夢があることと 彼方であること「コトハ」の痛み 悔しいことと 虚しいことと 私であること嘘が上手につける もう一人の私嘘を見抜けない 偽善な彼方そうしてまた「コトハ」は人を裏切るのか… そうしてまた「コトハ」は人に…

「孤独なセシル」

ガラスの世界にたたずむ 孤独なセシル 遠い空を見つめては 渡り鳥の背中で眠り 雲の谷間を泳ぐのだろうか 風に身をまかせ 森の中を駆け抜け 熟した木の実を揺らしながら 大きな羽に擁かれ泣くのだろうか…夢の その「夢」の中にたたずむ 孤独なセシル 栗色の…

優しい雨

優しい雨が 濡らす歩道 一つの傘に身を寄せて あなたと歩く…何も話さない あなたの傍で 聴いていたのは あなたの吐息…飾らない あなたの言葉は 私を包むただひとつの 温もり…掛け替えのない優しさあなたの肩を 雨が濡らす 思わず傘を寄せると あなたは微笑む…

「時」の柵

諦めると云う事 でも 諦められないと云う事 そして それは同じ痛み忘れてしまいたいと云う事 けど 忘れられないと云う事 そして それは同じ傷跡どんなふうに耐えたらいいのかさえ 解らない消してしまえるものなら今すぐ消して 楽になりたいどんなふうに切り…

星屑の森

心のゆりかごを揺らす 星をひきつめた夜空は 唄を奏でては そっと消えていく…言葉より瞳より 語りかける心 あなたの心に震えていて… 泣いていて…揺れる想い… 離れぬよう…震えていて… 泣いていて…夢見るよう… 失くさぬよう… 星屑の森に眠る あなたの夢がまど…

僕らの未来

霞む季節の空が乾くと 木漏れ陽の溜息はざわめく 通り雨が創った小さな水溜りは 青空のキャンパスを映し出す 夏の匂いが満ちた今 木の葉が揺らすよ僕たちの夢僕らの未来のかけら そっと描いてみよう… 夢見るように… そっと描いてみよう… そうさ弾む思いで…重…

明日を信じて

遥か遠い 記憶に残された 一枚のメモリーそびえ立つ 木々や鳥や 蒼い空を仰ぐ僕たち…あの日が無かったら とか… あの日さえ来なければ とか… 思う事さえ今はやめよう信じたいから 涙を呑んで信じたいから 前を見据えるそしていつか 君が僕の隣で 僕が君の傍で…

「君に…」

切ない涙を見せたくなくて 少し俯いて向こうをむいたままの君 風がそよぐよ… 君の白い頬をつたう 淡い夕陽に溶けた 涙が散っていく… やり場のない感情は惜しみなく 受け止めるだからもっと泣いていいよ君 そっと寄り添う… 君にとって僕は何 取るに足らない愚…

送信OK!

ケンカ別れして 10分たってもメールが無いなんて 悔しいけど… ざわざわ胸さわぎ… 落ち着かない最近 些細な事で 二人すぐにケンカになるんだ 我儘なのは… 私の方だけど… 意地を張っちゃうもう そろそろ いいんじゃナイ もう そろそろ 来るんじゃナイ愛して…

いにしえの愛

心に降り積もる 白い雪よりあなたに会いたい…頬をつたう涙それは終わりのない棘…変わらないから美しいのではなく 変わらないから悲しいのでもなくそれは失う痛み…それは枯れない思い…心がざわめく… いにしえの愛… ー紫紅草ー

紫陽花の時

そこを左にまがれば 紫陽花が咲く 長い石段がある 君は…雨に濡れて 「綺麗ね…」って言ってただろ少し前に歩いてみたよ 紫陽花が咲く 長い石段をひとり 君は…まるで一枚の 「絵のようね」って呟いてた そうさ… 思い出が優しいのは 時間が癒してくれたからそれ…

友達の彼

ダークブルーの夜空 月が星が雲が…漂う 銀色に嘘ぶく 心が泣く夜…自分の気持ちさえ 押さえ切れないで 彼を恋しがると また一つ… 彼女を欺く そして また一つ… この胸が疼く ダークブルーの夜空 溜息色に胸を…抉る 彼の背中が恋しい 心が泣く夜… 見てるだけで…

都合のイイ女

あなたに捨てられるなら 青い空の下よりも 冷たい雨が降りそそぐ ベッドの中がいい…あなたが吸いかけて止めた 灰皿に残した煙草のように その香りが満ちぬまに綺麗に あなたが望む女のまま 消えてあげるから…戻らぬものをいつまでも待つ そんな女じゃないこ…

二人の気持 「二つ」の恋心

君と過ごす 特別な午後 木陰のエッセンスが 降りそそぐ君の頬にできた 小さな陽溜まりの雫 僕が指でおさえると 「クス」と微笑んで 君の睫毛が揺れる僕は…どうしたらいい 君を抱きしめたくなる… あなたと二人 高鳴る気持 木陰にしのばせて 俯いた私のドキド…

自己分析

自己分析「私」という人間は 少々…不思議です 身嗜み程度の常識と 嗜む程度の好奇心をいつも背中の羽に密め いつも何処かへ消えてしまおうと願っている…「私」という人間は 少々…冷淡です 臆病な毒舌を吐く 卑怯な評論家に似たりするいつも孤独がオアシスな…

Rain of the despair 

Rain of the despair 君が僕の前から 居なくなるなんて漠然とした 失望感の後の 絶望…君が残こす想い出が 僕を捨てた一瞬胸を走る 悲しみより痛い 恋しさ…ただ も一度会いたい 君の声が聞けるなら どんな言い訳でもいい Rain of the despair 君の影を抱きし…

言葉の罪

言葉の罪罪を購う為だけの言葉を吐くなら もう 何も言わなくていいこの唇で偽りを飾るつもりなら もう 何も欺かなくていい 「苦しい」 「哀しい」癒されない日々なら 窓の無い小箱の胸で 眠らない月になりたい淡く… 鮮やかな… 薄紫に輝る… 涙に 擁かれたまま…

ただ…君のために

ただ… 君のため 長かった 髪を切りただ… 君のため 切なかった 想いを切り裂きただ… 君のため 忘れる事の 辛さを覚えた ばらばらになった 昨日からの「時」… ただ… この身を満たすのは 「泪」の深海… 朽ち逝くために 倦まれた「恋」だから… ー紫紅草ー