2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「さよなら」・・・2011 独り言(戯言)集

<以下は、単なる独り言。>世の中に何一つ「当たり前」など有る筈ない亭主元気で留守がいいウチには主婦は居無い大掃除…誰が? 大掃除は春にするもの

血色い黙示録

翼にそっと隠した 駆りは 胸をえぐり抜く 痛み 風の冷たさに震え 暗闇の孤独に怯え 見つめていたのは ただ 星が堕ちる 空 手のひらの 微かな温もりも 泡のように消えていくから 夢見ることさえ失くし 愛することさえ忘れ 生きてるだけの屍なら 大地で眠る魂…

『恋』に待ちぶせ

小雪ちらつく校庭 あなたの靴さがして 待ちぶせ 声を掛けられたこともないし 微笑みを投げ掛けられたこともない 目立たない 透明人間みたいに あなたには見えない こんなに恋してるのにほんの少し遠くから ほんの少し近くまで あなたが歩いたこの小道を 私も…

陽だまりのコサージュ

陽だまりのコサージュは可憐 北へ向かう船に飛び乗る潮風のように しなやかな嘘を吐き急ぎに無口になるからあなたと過ごした軽い紅茶の湯げに似た 甘い香りが撚れる今日の午後に 私は旅立つ・・・別れのメモをテーブルに置いた 翳りを落したポインセチアには…

僕は 風になって

ダークグレイの空を見上げる 胸に咲く黒い影にうなだれた 君の匂いを思う 僕は 風になって 悲しみに埋もれている 君の心を抱きしめるただ 漂って ただ 彷徨って 君をつつむ君が抱く思いは儚く 淋しくて 切なくて やるせないどんな優しさにも染めれられない …

夢の綴き −Crystal doll −

ある朝 目覚めと共に訪れた疑惑の燈 揺るがない記憶の隅に在る 不安「あんな夢 見たから」 と・・・ 嘯いたわたしベッドから起き上がるあなたを南向きの窓辺にもたれた陽射しが ブラインドに腰掛け覗いている それは 夢の綴きあなたの手は ギザギザのデコそ…