2012-01-01から1年間の記事一覧

溜息に…「Give responses」

時として心の翳を装い 窓辺にとどまる切ない風寂しさを冷たく凍ったサガにうずめるとき溜息に…「Give responses」 はかり知れない不安 そして哀しみ時として心の隙間に湧く どうしようもない孤独な気わざと自分を傷つけて欺いてみるなら溜息に…「Give respon…

繋がる未来

君の住む街に碧い空を描こう 白い綿菓子の雲にまたがり 地平線を目指して飛んでいくんだ叶えられない夢は見ないし 果たせない約束はしないよけして消えない 僕たちの未来を 詩にして 君へ送ろう プラズマの力で蒸かす僕のハートは 君に抱いて欲しいだけの仔…

黒い夜に

黒い夜の彼方へ風が運ぶもの…赤く輝くくれないの月にこの身をまかせる 胸の中の海辺に浮かべた小舟が小さくうなる波に揺さぶられ戸惑い怯えている…なら 黒い夜の彼方へ風が運ぶもの…私の狂おしく哀しい想いをどうか奪い去って 愛しくて苦しくて逢いたくて 泣…

片付きたい女

春が来て 夏が過ぎても 私の孤独は紛れない秋が来て 冬になっても 私の淋しさは癒せない恋がしたい恋がしたい恋がしたい 心のため池に憚りながら募る女心 一応の収入があれば 一応の容姿であれば 一応の常識があれば今すぐに結婚したい 私は片付きたい「女」…

あの日

あの日 押し花にした言葉も 心も水色の季節に泣いたまま あの日セピアの空に描いた 想いはブルーに喘いで泣いたまま 何も思わないで…いてそう嘆く 傾いた心あの人が 私に振り向く笑顔も大きな手も温かな胸も あの日記憶のかなた風のような 恋は涙を爪弾き鬱…

き…君たち…。チャーちゃんは(黒猫)…? …「はね」…かっ…。*日常観察* この二人よりちょこっとオツムが弱い 黒ちゃんは(私だけチャーちゃんと呼ぶ) お人よしで、世話好き。 なのに割と「はね」られている…。人も猫も関係なく3人よれば門司の知恵 と言うけ…

憂鬱に…エフェクト

孤独な空気に横たわり 部屋の窓に映る ぼやけた夕日を見つめた床を濡らす 目尻につたう涙は 噛んだ唇に エフェクトした邪魔な「口癖」 憂鬱な「一日」小指が撫でる 心の傷口が…ブルーマンデー吐き捨てて そこに沈めて そこを傷めつけて そこで砕いた モザイク…

何でもない事

先日、偶然、某番組を薬局で見た。 ドイツ人は子供からお年寄りまでヨーグルトが大好き。 日本人はお砂糖で食べるけどドイツ人は塩で食べるんだって。 ちなみに私もやってみた。 ブルガリアヨーグルトについているお砂糖少しと臆病な性格の表れか初体験なの…

PS.「感情線」

二人の間を「今」流れる時間はさほど ながく感じる事は無いはず二人の間を「今」降り続ける雨音が 不自然な距離を創ろうとも二人の間を「今」沈黙は迷いながら 思い愛の隙間を遮る PS.「感情線」僕は ひたすら君に息づき 君を旅し 君を求め 君を恋するだろう…

― 陽だまり ―

想いでは 陽だまり優しい温もりがそっと 心をみたす音はそよぎ 風をさそういつしか蒼い木の葉はうたう「さわさわ…」……光がつぶやき生まれ堕ちた翳に 微笑むなら あなたが 陽だまり…わたしの 陽だまり… 想いでは 陽だまり雨上がりの空をかざる 虹色の花夢のた…

― 『吐息』 ―

碧い波の音が聞こえる 渚を歩くあなたの手が暖かい 何も言わなくても 目を見ればわかるから 今は 砂浜に落とす 二人の足跡だけ残して 歩きたい あなたの愛で わたしは泣き虫になる 今は 抱きしめて もっと強く わたしが迷わず あなたと二人 歩いていけるよう…

『獏』・・・それは僕

君が見た風の色をおしえて空を仰ぎこの雲に乗って胸を弾ませた記憶をおしえて 今日と云う日が日暮れてゆく見えない白い月に隠れた君の気持ちに近づきたくて褪せていくガラスの空に映る現実ぼやけてしまった僕は雨に撃たれ夢を貪る 獏になった 君の瞳に焦がれ…

〜クローバー君が『夢見た恋』に〜

クローバー 君の住む街に 虹が架かるなら 蒼く照らされた 空が映しだす オレンジの陽射しは落ちていくクローバー 君の住む街に 咲いた花は 君の細い指が そっと摘む夢 オレンジの陽射しに揺れていた それは…ルビーレッドの香り 震える胸を抑えた その小さな…

遥かとおい恋

水色に濡れた午後の空 あなたへの気持ちをなぞった 遥かとおい恋が キラキラと輝いたわたしの胸元で 息づく思いが また… あなたを恋しがるどうしてあのひとに 愛してると云えなかったの 涙に震えても あのひとに逢いたくて 側にいたくて 風のように心は彷徨…

― 桜日 ―

桜咲きほこる校庭 消え行く春の空へ 君は届けとばかりに 紙飛行機を高く高く 教室の窓から思い切り飛ばした思い出は奏でる季節風 笑っている君を見てるだけで良かった 君がいる場所こそが 僕が安らげる唯一の場所だったから 桜の花散る木の下で 君と落ち合い…

ファンゴルンの森

深海のパレスファンゴルンの森へ行こうよ深い眠りの中のそこはウイスタリアの星黒い空も碧い月も瑠璃色に香り放たれたままメロウな夢に魅せられ散りゆく花びらのように眠る 深海のパレス 白い妖精が囁く…震えるようにナミうち微かな光をおびたいのちの中で静…

「L」と書いておこう…

オレンジ色の夕陽が 空を滲ませ 涸れた 白い風が吹く今日も 僕をせめるのは 君の涙と吐息と…今夜も 哀しくさせるのは 赤い月と星と…いいさ…それでも…「L」と書いておこう 君が残した愛の脱殻 乾いた心を潤すなら甘い記憶が今もなお この胸を絞めつけるけど …

「夢情」の地

群青色の地平線に 吹き荒れる 突き刺すような痛みの空に 今日の太陽は「嘆き」 うなだれながら 今しずかに 沈んでいく…君は知っているだろう過去によいながら 息を潜めながら 嘘をつきながら 自分を騙し 生き永らえながら 夢を待ちながら地っていく 失くして…

「今日」に…「明日」に…

欠けた鼓動の音を 聴きながら窓辺に揺れる時間の谷間に まどろむ ありふれた日常屯する鳥のさえずり陽だまりに落ちる風の匂い 「明日」…きっと「今日」の言を「愛おしい」と呼ぶのだろう… 「明日」…きっと「今日」の言を 「懐かしい」と想うのだろう… 窓辺の…

抗う為に

白く霞んで消える 陽を浴びて 儚げに風が吹く いつまでも こんなふうに 微かな息吹の中で 君だけを見つめていたいもしも 届かないなら いっそその手を放ち 引き裂かれそうな胸に この愛を突き刺すだろう君以外 守るものなど 何もないから 涙を抱いた君の瞳か…

ー凛情ー

心の砂漠に棲みついた 黒い不安の影冷たく残酷な言葉を吐いて 僕を孤独にする優しさ切り捨てる 容易い方法は 「諦める」 そして 涙 こらえるならガラスに映る震える背中を今 君にさらさずに いられるだろう哀しげな顔 見せないでくれ お願いだから… 乾いた風…

コタツで 丸くならない猫

袋の鼠猫

巷の海

細い線を辿る 蒼くよどんだ巷の海 かじかむ指を 白い息で温めたわたしが見つめていた 遥か遠いあの日夕闇の中を走る ざわめきは 相槌をうつ冷たい潮風の 何に 夢見ていたのだろう 冷たい波間にはしゃぐ 風に耳をすませば セピアの空に 滲む夢は儚くてあなた…

シガレット

あなたの指はシガレットの香り わたしに触れるたび 風に薫る…あなたを忘れるには 思い出は多すぎて 陽だまりが みちる ガラス色の胸は また あなたを探してるほら…震える指先は あふれる涙に抱かれて 優しく溶ける爪痕が 少しづつ わたしを傷つけるほら…あな…