「コトハ」の幸せ
愛があることと
夢があることと
彼方であること
「コトハ」の痛み
悔しいことと
虚しいことと
私であること
嘘が上手につける
もう一人の私
嘘を見抜けない
偽善な彼方
そうしてまた「コトハ」は人を裏切るのか…
そうしてまた「コトハ」は人に牙を向けるのか…
そうさ真実はそうやすやすと暴けないさ…
そうさ真実はそうやすやすと引き摺りだせないさ…
「コトハ」の哀憐
愛があることと
夢があることと
彼方であること
「コトハ」の憂鬱
悔しいことと
虚しいことと
私であること
建て前を装い
背中を刺す私
仮面をつけたまま
怯える彼方
そうすることで「コトハ」が自分を守ることだと信じるか…
そうすることで「コトハ」が自分を生かすことだと信じるか…
そうだ醜聞はそうやすやすと許してはくれないさ…
そうだ醜聞はそうやすやすと見逃してはくれないさ…
人を幸せにする「コトハ」は
人を上手に傷つけ不幸にする…
そして命が尊いと嘆く「コトハ」は
人を欺く偽善者を膿むのだろう…
私が…
そして彼方が…
ー紫紅草ー
