2011-08-09 胸の扉 別れ 夕闇よ消えないで 走るような 呼吸の荒々しい波が おしよせる碧く 深く みちていく 空のかなた夜がスロープしていく 涙のなかで 夢が灯りに滲んだまま おちていく紅く 深く ながれてく 風のかなた想いが果てていく 君を愛した 虚しさが身体をよぎると くるしくて淡く 深く とけていく 時のかなた決して振り向かないわ 胸の扉に ふるえる指で鍵をかける 嘘じゃない甘く 深く 愛してた 君に別れを ー紫紅草ー