真夜中に通うコンビニは
孤独な空気に包まれて
店員の「いらっしゃいませ」の声も
胸にボンヤリ響くもんさ
何も欲しい物が見つからない
「チエッ」舌うちなんかする
ガラスに映る自分の顔を
見ないように俯いた
淋しい悲しい虚しい
都会の夜は夢を失くした
人の心の残骸
死にたい生きたい泣きたい
シャレにならない生き方でしか
生きて行けやしない
フリーター何年やっても
らしくない自分に気づいて
がむしゃらに人生を突っ走る
焦る想いを消しさるように
幾つものハードルを越えてきた
次のチャンスを掴むために
待ちくたびれた自分の夢が
拳の中で生きている
淋しい悲しい虚しい
心をよぎる不安隠して
たった独りで進むよ
死にたい生きたい泣きたい
弱音はいたら自分に負ける
けして諦めない
ー紫紅草ー