2013-07-05 螺旋階段 別れ 螺旋階段を降りたらそこにいったい何があると云うのか胸に押し当てた拳骨暮れていく夕暮れの日 螺旋階段を登ったらあ底の渦にオチタい哀しみよりも悲しいそんな色に溺れた暮れていく夕暮れの日 螺旋階段を駆け降りあ底に横たわり私は君の匂いで生かされるのだろうそして叫ぶ暮れていく夕暮れの日 思い出が謡う霞めた空に溶けた君の声に耳を澄ませ私も消えてしまいたいいっそ消えてしまいたいもう二度と見えない君とまた逢えるなら ―紫紅草―