ジェラシーと戦うことに疲れて
パープルネイルも
すぐ飽きてしまうし
まるで軽く交わすキスみたいな
あなたにあげた「さよなら」が
頭の中をグルグルめぐるの
窓に映るぼんやり滲んだ
部屋の明かりを消せば
今日一日が
どうって事無い顔をして
私を見下す
「男のくせに」と呟いて…
「女だから」と泣いて…
言い訳ぐらいしてよ
空っぽの胸ん中
ぽつんと出来た涙の沁みが
無性に切なくさせた…
温もりが残こるあなたの記憶を
身体にまとって
眠りに堕ちるなら
絡んだ糸を引きちぎるような
あなたにあげた「さよなら」が
胸の中でずっとリフレインする
窓を黒く塗り潰す夜空
呼吸の音が静かに
どうって事無い素振りして
うそぶいて見せる
「男のくせに」と呟いて…
「女だから」と泣いて…
言い訳ぐらいしてよ
いぶかしげな顔をした
あなたを今さら辿ったって
痛いのは私だけ…
「男のくせに」と呟いて…
「女だから」と泣いて…
ジェラシーと戦うことに疲れて
パープルネイルも
すぐ飽きてしまうし
まるで軽く交わすキスみたいな
あなたにあげた「さよなら」が
頭の中をグルグルめぐるの…
頭の中をグルグルめぐるの…
ー紫紅草ー
